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古代越後上布 / 城間栄順作 本場琉球紅型 (8/2更新分)

  • 2025年7月31日
  • 読了時間: 2分

深い藍墨茶の地に、緻密な総蚊絣が全体に織り出された古代越後上布。






こちらは、国指定重要無形文化財・越後上布の技術継承を担う、小千谷縮布技術保存協会の制作者・中島清志さんによる作品です。







極細の苧麻を用いた総蚊絣は制作の難度が非常に高く、手掛けることのできる職人はごくわずか。本場越後上布も手掛ける同氏が、手機で丹念に織り上げ、製織後には雪晒しの工程を経た、本場越後上布に引けを取らない品質のお品です。







古代越後上布は、苧麻を原料とする紡績糸「ラミー」を主に用い、緯糸には重要無形文化財・本場越後上布にも使われる手績みの苧麻糸を部分的に交えて織り上げられます。



こちらのお品は、その混紡率が約20〜30%。均整のとれたラミー糸に、手績み糸の節や揺らぎが重なることで、奥行きある陰影と、手仕事ならではの柔らかな表情が生まれます。







非常に細く繊細な手績み苧麻糸は、湿度の高い環境で、地機でしか織ることができず、糸作りそのものにも数ヶ月を要します。


その糸を経緯に用いる本場越後上布は、熟練の技を持つ限られた職人のみが製作にあたるため、年間の生産数はわずか20〜30反。


その希少性と労力ゆえに、市場価格は高級車に匹敵するとも言われています。







緻密な総蚊絣の中に浮かぶ線描きの意匠は、静謐な中にしなやかで凛とした美しさを演出。


長襦袢と景色を透かすさらりとした濃地が、夏の装いに爽やかな涼感と気品を添えてくれるかと思います。





合わせたのは、琉球紅型を代表する作家、城間栄順さんによる、紗紬地名古屋帯。





素直な生成り色の地に、藍一色の濃淡で「松と枝垂れ桜」の文様を表現した藍型(イェーガタ)のお品。






琉球紅型といえば多彩な色彩や大胆な構図を思い浮かべる方も多いかと思いますが、こちらは一転、藍の美しさと型の妙が引き立つ、端正で洗練された佇まいが魅力です。



涼やかな紗紬地に、松と桜の枝がリズミカルに配され、まるで夏の風にそよぐ枝葉のような軽やかさ。型染めならではのくっきりとした輪郭と、にじみの柔らかさが同居し、紅型ならではの風情が漂います。






精緻な手仕事と洗練された意匠。夏の光のもと、織と染の静かな対話をお愉しみください。




※リンク先の商品はオンラインストア公開後に表示されます。

 
 
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