琉球紅型を代表する作家、城間栄順さんによる、紗紬地名古屋帯。
氏の父、城間栄喜さんは焼け野原となった戦後の沖縄で琉球紅型の復興に尽力し、現在の琉球紅型の礎を築きました。その父から受け継いだ技術で現在も沖縄の自然をモチーフに創作活動を続けておられます。
こちらは、素直な生成り色の地に、藍一色の濃淡で「松と枝垂れ桜」の文様を表現した藍型(イェーガタ)のお品。琉球紅型といえば多彩な色彩や大胆な構図を思い浮かべる方も多いかと思いますが、こちらは一転、藍の美しさと型の妙が引き立つ、端正で洗練された佇まいが魅力です。
涼やかな紗紬地に、松と桜の枝がリズミカルに配され、まるで夏の風にそよぐ枝葉のような軽やかさ。型染めならではのくっきりとした輪郭と、にじみの柔らかさが同居し、紅型ならではの風情が漂います。
上布や夏の紬、絽の小紋など、盛夏の薄物にすっきりと映え、現代的な装いにもすっと馴染む一本。控えめながらも確かな存在感を放つ、城間栄順さんならではの美意識が息づいた逸品です。この機会にぜひ、お手元にてご堪能ください。
着物はこちら:古代越後上布 総蚊絣 線描き 中島清志作 証紙付き [仕付け糸付き未使用品] 身丈162 裄67
※モデル着用画像は色味がやや異なって見えます。商品画像が実物に近いお色味です。
城間栄順作 本場琉球紅型 紗紬地 松に枝垂れ桜 藍型
¥242,000価格
[寸法]
太鼓全長 / 113cm
太鼓幅 / 30.5cm
前部分全長 / 252cm
前部分幅 / 15.4cm[素材]
正絹[色]
生成り色 (参照:和色大辞典)[商品の状態]
傷や汚れの見当たらない、とても良いコンディションです。
多少の締め跡がございます。
※撮影のためにモデルが短時間着用しております。
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