草木染による深い黄朽葉と黒のコントラストが際立つ弁慶格子が、端正な印象を添える伊那紬。創業昭和二年の老舗呉服店「銀座 世きね」扱いの上質なお品です。
信州、長野県の南部、伊那谷で100年以上変わらない工程で織り継がれている伊那紬。
伊那紬は自然豊かな駒ヶ根市で育った、やまざくら、りんご、カラマツなどの草木を使って染められた滋味深い糸を使って、足踏み式の高機で織り上げられます。
こちらは、草木染めならでは深みのある色味と、真綿糸のふっくらとした質感に、どこか素朴で温かな風合いが漂うお品。弁慶格子(ギンガムチェック)は、洋装では定番の柄ながら、和装においては扱いの難しい文様のひとつ。 こちらは草木の穏やかな色調によって都会的な趣をまとい、洗練された佇まいに仕上がっております。
細かな格子は遠目には無地のように映り、近づくほどに織りと染めの美しさが際立ちます。柔らかく軽やかな真綿紬は、着るたびに身体に馴染み、風合いを深めていくことと思います。
落ち着いた彩りの中に、洒落た個性が光る格子の表情。帯合わせによって、秋冬の装いに豊かな変化をもたらしてくれる一枚です。日常のお出かけなどで、上質な伊那紬の風合いをご堪能ください。
帯はこちら:首里花織 紬地 草木染 九寸名古屋帯
※こちらは証紙・反端は付属しません。風合いから伊那紬と判断しております。
※モデル着用画像は色味がやや異なって見えます。商品画像が実物に近いお色味です。(モデル身長165cm)
伊那紬 草木染 弁慶格子 銀座世きね扱い 身丈165 裄66
[寸法]
身丈(肩山から) / 165cm
裄丈 / 66cm
袖丈 / 49cm
前幅 / 23.8cm
後幅 / 29.5cm
[縫こみ(お直しできる寸法)]
身丈 / 10cm裄丈 / 7cm
袖丈 / 4cm
[素材]
表地 / 正絹胴裏 / 正絹
八掛 / 正絹
[色]
黒・明度を抑えた黄朽葉色 (参照:和色大辞典)
[商品の状態]
広衿
傷や汚れの見当たらない、良いコンディションです。
※撮影のためにモデルが短時間着用しております。
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