日本有数の豪雪地帯、新潟県は小千谷市小国町にて工房を構える、くるまや工房さんの夏柿泥。
同工房の代名詞でもある「柿泥染め」は、柿渋で染めた糸を鉄分を多く含む地下水に浸すことで黒茶色に染めあげる染色技法。その深みある色合いには、天然の染料だからこそ生まれる温もりが宿ります。
こちらは、夏らしい透け感と、柿泥による深みのある色合いが魅力の紗紬着物。経糸には一部玉糸が用いられており、ところどころに浮かぶ縦の節が、洗練された意匠にやわらかなニュアンスを添えております。繊細な縞模様は、渋みのある赤茶で染められた3本の経糸から成り、静かな佇まいの中に、奥行きある表情を生み出しています。
透け感の強いさらりとした地風は、光と風を柔らかく通し、濃地にふわりと透ける長襦袢の白が装いに爽やかな涼感を運びます。
普段のお出かけから夏のお稽古、観劇や気軽な集まりまで。帯合わせ次第で幅広く活躍してくれる、味わい深い夏の紬です。どうぞこの機会にお手に取ってご覧ください。
帯はこちら:日本工芸会正会員 新里玲子 宮古上布 八寸名古屋帯 縞 草木染 証紙付き
※モデル着用画像は色味がやや異なって見えます。商品画像が実物に近いお色味です。(モデル身長165cm)
越後おぐに くるまや工房 夏柿泥 小千谷紬 縞 証紙付き 身丈165 裄68
[寸法]
身丈(肩山から) / 165cm
裄丈 / 68cm
袖丈 / 49cm
前幅 / 24.8cm
後幅 / 29cm
[縫こみ(お直しできる寸法)]
身丈 / 10cm裄丈 / 3cm
袖丈 / 5cm
[素材]
表地 / 正絹衿裏 / 正絹
[色]
やや明度を抑えた千歳茶 (参照:和色大辞典)
[商品の状態]
広衿傷汚れの無い、とても良いコンディションです。
身丈出しの跡が微かにございます。着用時には見えません。
※撮影のためにモデルが短時間着用しております。
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