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琉球王朝時代、王家の妃や王女が夏衣として纏うために織られた、首里織の中でもとりわけ格式の高い織物、首里花倉織。

 

花倉織は、絽織と花織を交互に織り分けることで、市松や菱などの文様を表現する絹織物です。二種類の綜絖を用い、複雑に打ち込むその技法は、極めて高い技術を要します。絹糸の艶やかな光沢と、気品ある涼やかさを併せ持つ花倉織は、首里王府の美意識を今に伝える、貴重な琉球染織のひとつです。

 

こちらは、淡くやわらかな黄橡の地に、市松の意匠を織り出した単衣きもの。 横段の絽と浮き織が交互に配され、淡い色彩の中に織の表情が静かに浮かび上がるお品です。光の加減や動きに応じてほのかな陰影が生まれ、布面に奥行きを添えます。織の意匠がここまで美しく映えるのは、無地ゆえの静けさがあってこそ。

 

麻や紬などの洒落帯と合わせて、お食事や観劇などのお出かけにははもちろん、帯合わせ次第ではやや改まった場にも。単衣から夏にかけて、さまざまな場面でお楽しみいただけます。

 

仕付け糸付きの未使用品として入荷いたしました。ぜひお手に取って、花倉織の美しさをご堪能ください。

 

 

帯はこちら:本麻 工芸 織八寸名古屋帯

 

※モデル着用画像は色味がやや異なって見えます。商品画像が実物に近いお色味です。(モデル身長165cm)

首里花倉織 無地 単衣 花絽織 [仕付け糸付き未使用品] 身丈164 裄67

¥187,000価格
  • [寸法]

    身丈(肩山から) / 164cm

    裄丈 / 67cm

    袖丈 / 49.5cm

    前幅 / 24.4cm

    後幅 / 30.2cm

     

    [縫こみ(お直しできる寸法)]
    身丈 / 13cm

    裄丈 / 2cm

    袖丈 / 4cm

     

    [素材]
    表地 / 正絹

    衿裏 / 正絹

    居敷当 / 正絹

     

    [色]

    彩度を抑えた黄橡 #b5996d (参照:和色大辞典) 

     

    [商品の状態]
    広衿

    仕付け糸付き未使用品

    ※撮影のためにモデルが短時間着用しております。

     

     

    その他質問・ご不明点はこちらからお問い合わせください。

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