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玉糸ならではの豊かな糸味が映える、伊兵衛織の八寸名古屋帯。

 

伊兵衛織は、静岡県浜松市の旧家・高林家で代々継承されてきた、手織りの絹織物。屋号「伊兵衛」にその名を由来し、十四代・高林兵衛氏は柳宗悦らが提唱した民藝運動の初期を支え、日本初の常設民藝館「日本民藝美術館」の設立にも尽力しました。

 

伊兵衛織を象徴するのが、二匹の蚕が一つの繭を作った「玉繭」から手紡ぎする極太の玉糸。通常の約4倍もの太さを持つ玉糸を草木染で染め上げ、伝統的な手織機で職人が丹念に織り上げます。こうして織り上げられた生地は、しなやかさと程よい弾力、ほのかな艶をあわせ持ち、素朴でありながら品格を備えた独特の地風が生まれます。

 

制作には多くの時間と手間を要し、工房が制作を終えた現在では、新たな作品が生み出されることはありません。その希少性もまた、多くの染織愛好家を惹きつけています。

 

こちらは、やわらかな生壁色と絹鼠を基調に、入子菱文を一面へ端正に織り出したお品です。規則正しく連なる菱文は端正な美しさを備えながらも、玉糸ならではの糸味が豊かな表情を添え、整然とした意匠にやわらかな温もりを感じさせます。光を受けるたびに浮かび上がる糸の陰影が、控えめな色彩の中に奥行きのある表情を生み出しています。

 

結城紬や大島紬をはじめとした、日本各地の工芸織物と合わせて。流行に左右されない普遍的な意匠は、日々のお出かけから観劇、お食事まで幅広い場面で永くご愛用いただけます。

 

民藝の精神を受け継ぎ、「用の美」を体現してきた伊兵衛織。その豊かな糸味と、日々の暮らしに寄り添う手仕事の魅力を、ぜひお手元でご堪能ください。

 

 

着物はこちら:奥順製 本場結城紬 縮織 縞 単衣 高機 証紙付き 身丈161 裄70

バッグはこちら:山葡萄かごバッグ 網代 花編み 中

 

※モデル着用画像は色味がやや異なって見えます。商品画像が実物に近いお色味です。(モデル身長165cm)

伊兵衛織 入子菱 八寸名古屋帯

¥473,000価格
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