やわらかな白地に、藍の濃淡が美しく浮かぶ信州伊那紬の名古屋帯。
草木染と手織による繊細な表情が際立つ、久保田織染工業製のお品です。
伊那紬は、長野県南部・伊那谷にて百年以上にわたり受け継がれてきた民芸織物。かつては日常着として一般家庭で織られていた素朴な紬で、自然豊かな駒ヶ根市で育った草木で染めた糸を用い、足踏み式の高機による手織で織り上げられます。現在では、かつて100軒以上あった工房も姿を消し、久保田織染工業が唯一生産を続けています。
こちらは、藍で染めた真綿糸を用いて表された横段と小格子が交互に配されたお品。均整の取れた格子は、経緯で色を変えることで立体感が生まれ、揺らぎのある藍の濃淡が帯全体に静かなリズムを添えています。均整と崩しの妙が調和した、味わい深い構成です。
手織ならではの陰影ある素朴な地風に、草木染の自然な色合いが重なり、控えめながらも奥行きのある景色が広がります。
すっきりとした色柄は、装いに洗練された趣を添えてくれるかと思います。紬や木綿の着物と合わせて、伊那紬の風合いをお楽しみください。
着物はこちら:本場塩沢紬 本真綿五厘縞 南雲織物製 証紙付き 身丈163 裄64.5
※モデル着用画像は色味がやや異なって見えます。商品画像が実物に近いお色味です。
伊那紬 草木染 藍染 名古屋帯 久保田織染製 証紙付き
¥0価格
[寸法]
太鼓全長 / 124cm
太鼓幅 / 31.4cm
前部分全長 /247 cm
前部分幅 / 15.6cm[素材]
正絹[色]
生成り色 (参照:和色大辞典)[商品の状態]
着用感の無い、とても良いコンディションです。
パールトーン加工済み
※撮影のためにモデルが短時間着用しております。
その他質問・ご不明点はこちらからお問い合わせください。

