top of page

落ち着きのある淡い青朽葉の地に、花織と細やかな節が浮かぶ、首里道屯花織の無地。

 

琉球王国の王族・士族の装束として発展した首里織は、沖縄を代表する染織のひとつ。花織・絣・道屯織・花倉織など多様な技法を内包し、繊細な意匠と緻密な設計を特徴とします。一越ずつ丁寧に織り進める手仕事には、高度な技術と長い時間を要し、気品ある風合いと確かな工芸性を備えた織物として、王朝文化の美意識を今に伝えています。

 

こちらは、経糸を緯糸と組まずに織り上げる道屯織の技法によって、菱模様の花を規則的に配したお品。布面には絹糸ならではの上品な光沢と、繊細な節が浮かび、光の加減によって文様や無地場の陰影が映ろい、静かな美しさが広がります。

 

上質な絹糸の穏やかな光沢が、淡い色調にやさしく溶け込み、抑制のきいた意匠に静かな品格を添えています。すっきりとした無地感のなかに洗練された存在感が滲み、お召しになる方の所作や空気感までも引き立ててくれる、奥行きある一枚です。

 

季節の染め帯や花織などの織の帯などと合わせて、お食事や芸術鑑賞などに。格調ある袋帯を添えることで、やや改まったお席にもお召しいただけます。

 

無地感覚でありながら、織の奥行きと気品を宿すお品です。首里織の美意識と手仕事の妙を、ぜひお手に取ってご堪能ください。

 

 

帯はこちら:龍村美術織物製 「二重瑞雲文」 たつむら 本袋帯

 

※こちらは証紙・反端は付属しません。風合い、技法から首里織と判断しております。

※モデル着用画像は色味がやや異なって見えます。商品画像が実物に近いお色味です。(モデル身長165cm)

首里道屯花織 無地 手織り [仕付け糸付き未使用品] 身丈162 裄67.5

¥0価格
  • [寸法]

    身丈(肩山から) / 162cm

    裄丈 / 67.5cm

    袖丈 / 49cm

    前幅 / 23.6cm

    後幅 / 29.2cm

     

    [縫こみ(お直しできる寸法)]
    身丈 / 7cm

    裄丈 / 3cm

    袖丈 / 4cm

     

    [素材]
    表地 / 正絹

    胴裏 / 正絹

    八掛 / 正絹

     

    [色]

    やや明度を上げ、彩度を抑えた青朽葉 (参照:和色大辞典)

     

    [商品の状態]

    広衿

    傷や汚れの見当たらない、とても良いコンディションです。

    ※撮影のためにモデルが短時間着用しております。

     

     

    その他質問・ご不明点はこちらからお問い合わせください。

bottom of page