淡い地色に、素朴な琉球絣文と細縞を織り出した本場小千谷縮。やわらかな透け感と、苧麻ならではの軽やかな地風が涼感を誘うお品です。
縦に走る細縞に、規則的に配された小ぶりな絣文は、かすれたような表情や、わずかな糸の揺らぎが重なり、素朴な中にも工芸的な趣を感じさせます。琉球絣を思わせる意匠が、やわらかな地色に穏やかに浮かび上がり、軽やかな夏姿を演出します。
小千谷縮は、新潟県小千谷地方で織り継がれてきた、日本を代表する麻織物のひとつ。手績みした苧麻に強い撚りをかけた糸を用い、織り上げた後に湯もみを施すことで生まれるシボにより、肌にまとわりつかないさらりとした着心地を生み出します。吸湿性・通気性にも優れ、盛夏の季節にも涼やかにお召しいただける織物です。
重要無形文化財に指定される本場小千谷縮には、「すべて苧麻を手績みした糸を使用すること」「手括りによる絣」「いざり機で織ること」「湯もみ足踏みによるシボ取り」「雪晒し」など、現在では極めて困難な条件が定められています。なかでも手績み糸の製作には一年近い時間を要し、地機による製織も高機に比べて遥かに手間がかかるため、現在流通する重要無形文化財指定品はごく僅かとなっています。
こちらのお品は、その中でも特に手間のかかる糸と織りの条件を緩和し、紡績ラミー糸を用い、高機による手織りで製作された、伝統的工芸品指定もの。手績みに比べ、比較的均質な紡績糸ながらも、手織りならではの風合いや、小千谷縮特有の表情がしっかりと感じられます。
さらりとした質感と軽やかな透け感は、盛夏の装いにも心地よく、風を纏うような涼感を感じさせます。半幅帯や自然布の帯を合わせて軽やかに、また八寸帯などで端正な夏姿にも。街着やご旅行、お食事など、幅広い夏のお出かけでお楽しみいただけます。
苧麻ならではの清涼感と、素朴な絣の表情が美しい本場小千谷縮。手織りによるやわらかな地風と、涼やかな着心地を、ぜひお手元でご堪能ください。
帯はこちら:自然布 本藍染 捩り織 手織工芸 八寸名古屋帯
バッグはこちら:山葡萄かごバッグ 網代 花編み 中
半衿はこちら:小千谷縮 本麻 絽半衿
※モデル着用画像は色味がやや異なって見えます。商品画像が実物に近いお色味です。(モデル身長165cm)
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