穏やかな黒地に、細やかな横段文がリズムを刻む、地機織りの本場結城紬名古屋帯。
本場結城紬は熟練の技を持つ職人たちの手によって生み出されます。真綿から手紡ぎされた糸を用い、手機で時間をかけて丹念に織り上げられます。糸を撚らずに織り上げることで生まれる、空気を含んだような、ふんわりとした柔らかな風合いが生まれます。
こちらは、経糸を織り手の腰に巻きつけて張力を調整しながら織る、最も古典的で手間のかかる製織方法「地機織り」によるもの。ふっくらとした柔らかさとしなやかさを併せ持つ、格別の地風に仕上がっております。
文様は、細かな横段をブロック状に配した市松文。黒地に灰白の線が静かに浮かび上がり、さりげない陰影のゆらぎが表情を添えています。装飾を排した簡潔な意匠が、凛とした佇まいを際立たせています。
紬や木綿などのカジュアル着に合わせて、普段のお出かけに。着用画像で合わせた久米島紬のような、くすみ系のきものとは特に相性がよく、白大島などの白地と合わせた、都会的なモノトーンのコーディネートにもおすすめです。
汎用性高く、さまざまなお着物に寄り添う黒地の本結城。ぜひお手にとってその風合いをご確認ください。
着物はこちら:本場久米島紬 泥染め 手織り 伊是名ヨシ作 証紙付き 身丈172.5 裄丈69
※こちらは証紙・反端は付属しません。風合いから本場結城紬と判断しております。※モデル着用画像は色味がやや異なって見えます。商品画像が実物に近いお色味です。
本場結城紬 市松 横段 地機 名古屋帯
[寸法]
太鼓全長 / 112cm
太鼓幅 / 30.4cm
前部分全長 / 256cm
前部分幅 / 15.4cm[素材]
正絹[色]
生成り色・緋色の濃淡 (参照:和色大辞典)[商品の状態]
着用感の無い、とても良いコンディションです。
※撮影のためにモデルが短時間着用しております。
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